教養教育院 彦坂 泰正 教授らの共同研究チームが研究成果を公表しました
「放射光の時間構造をアト秒精度で制御」
「放射光の時間構造をアト秒精度で制御」
教養教育院 彦坂 泰正 教授らの共同研究チームが研究成果を公表しました
「放射光の時間構造をアト秒精度で制御」
教養教育院(学術研究部教養教育学系)彦坂 泰正 教授,九州シンクロトロン光研究センターの金安達夫副主任研究員、名古屋大学シンクロトロン光研究センターの高嶋圭史教授、真野篤志技術職員、広島大学放射光科学研究センターの加藤政博教授(分子科学研究所特任教授)らの共同研究チームが、アト秒の精度(1アト秒は100京分の1秒)で放射光の時間構造が制御できることを実証したとして、研究成果を公表しました。
本研究チームは、分子科学研究所の放射光施設 UVSOR を利用して、数フェムト秒だけ継続する2つの放射光波束の時間差が数アト秒という高い時間精度で制御されている様子を2つの異なる手法で観測することに成功しました。アト秒という非常に高い精度で時間構造が精密に制御された放射光を様々な物質の研究へ応用することで、機能材料や高速動作デバイスの開発、生体分子の放射線損傷の解明などへ役立つことが期待されます。
本研究成果は、英国の科学雑誌Scientific Reportsに掲載されました(2022年6月11日 オンライン公開)。
研究成果等の概要は、富山大学ウェブサイトの以下ページへ掲載されていますので、是非ご覧ください。
○富山大学ウェブサイト>TOPICS>プレスリリース
https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20220628.pdf